秋のお呼ばれドレス選びのコツ
秋の季節、華やかなお呼ばれイベントが待ち構えています。
ウェディングパーティー、ガーデンパーティー、友人のホームパーティーなど、様々なシーンで輝くためには、自分にぴったりなドレスを見つけることが重要です。
季節感を意識したドレス選びは難しいもの。どんな素材を選べばよいのか、どんなデザインが秋らしいのか、カラーバリエーションはどうすれば良いのか、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか？
本記事では、秋のお呼ばれドレスを探す際の賢い選び方とコツをご紹介します。
ドレス選びの基本的なポイントから、秋にぴったりなカラーの選び方、さらには全体のポイントまで、幅広く取り上げています。
ドレス選びのポイント
素材選び
ドレス選びの際に考慮すべき重要な要素の一つが“素材”です。秋に適した素材を選ぶことで、あたたかみと季節感を感じさせるドレスを選ぶことができます。
サテン
サテンは光沢が美しく、高級感のある素材です。その艶やかな光沢感は秋にぴったりで、ドレッシーな雰囲気を引き立てます。
サテンは季節を問わず着られるので、一着持っていると非常に便利です。秋の夜のパーティーにサテンのドレスを着ると、その華やかさは一層引き立ちます。
さらに、羽織物の素材や色によっては、暖かみを追加することもできます。
ベロアやベルベット
ベロアやベルベットは、見た目にもあたたかさを感じさせる素材です。
これらの素材は秋冬向けで、柔らかな風合いと微妙に変化する色合いが魅力的です。特にベロアは起毛感があり、滑らかな光沢と柔らかな感触が特徴で、見た目からも暖かみが感じられます。
レースやオーガンジー
春夏シーズンから引き続き人気のレースやオーガンジーのドレスも、袖ありタイプや秋らしいカラーを選ぶことで秋のパーティースタイルに適応します。
秋らしい深みのある色合いのレースドレスは、透け感が少ないものを選ぶと、見た目も体感も暖かみが感じられます。
秋のドレス選びにおいては、サテンやベロア、ベルベットなどのしっかりとした光沢や重厚感のある素材を選び、さらに季節感を出すためにレースやオーガンジーなどの素材も考慮に入れて選ぶと良いでしょう。
素材の選択はドレスの雰囲気を大きく左右しますので、自分のスタイルや好み、そして秋の季節感を最大限に引き立てる素材を選びましょう。
デザイン選び
秋のドレス選びにおいて、デザイン選びは重要な要素となります。ここでは、袖があるデザイン、ロングスカートのドレス、パンツドレスを中心に詳しく説明します。
袖があるデザイン
肌の露出を抑えることでフォーマルな印象を与えるとともに、秋らしい季節感も表現します。
さらに、受付係や幹事などのアクティブな役割を担当している方にもおすすめのデザインで、羽織ものなしでもマナー違反にならず、一枚でさらりと着こなすことができます。
ロングスカートのドレス
優雅さと上品さを兼ね備え、特にフォーマルな場にぴったりです。また、肌寒さを感じる方にも適しており、タイツやレギンスの着用がふさわしくないシチュエーションでも対応可能です。
パンツドレス
従来はカジュアルな印象が強く、結婚式などのフォーマルな場には向かないとされてきましたが、現在ではその傾向が変化し、ドレッシーなデザインのものも多く見られます。スカートが苦手な方や、おしゃれにこだわりたい方におすすめの選択肢です。
その他、デザイン選びにおいては、花柄や幾何学模様などのプリント、またはドレープやギャザー、リボンなどのディテールを取り入れることで、さらに個性的かつ秋らしい雰囲気を演出することができます。
ただし、デザインを選ぶ際には、全体のバランスを見失わないように注意が必要です。
これらの要素を組み合わせて、自分の好みやイベントの形式、雰囲気に合ったドレスを選ぶことが重要です。
NGなアイテム
結婚式に出席する際に避けるべきアイテムを説明します。
全身白または全身黒のドレス
白は花嫁の色とされているため、ウェディングドレスと混同されるので避けましょう。また、全身を黒でまとめると喪服のように見えてしまう可能性もあります。
これらの色を基調としたドレスを選ぶ場合は、アクセサリーや羽織物で色を差し込むようにしましょう。
過度な露出
昼間の結婚式では、肌を過度に露出したドレスは避けるべきです。
短すぎるスカートや胸元が大きく開いたデザインはマナー違反となります。これらのデザインのドレスを着る場合は、羽織物を用意しましょう。
適切なストッキングと靴の選び方
フォーマルな場では、一般的には肌色に近いベージュのストッキングを着用します。黒のストッキングは、喪をイメージさせるので避けましょう。
また、式のスタイルによっては黒のストッキングがOKな場合もあります。程よい透け感のあるもの、華やかさを出すためのラメ入りやビジュー付きを選ぶと良いでしょう。靴はつま先の開いていないものを選びます。
バッグと素材の選択
革素材や動物柄、キャラクターものや綿素材、麻素材など、カジュアルすぎるバッグは避けるべきです。パーティーでは小ぶりなバッグを選ぶのがベストです。
タイツとニット素材の使用禁止
結婚式では、薄手のストッキングを着用するのが一般的です。寒さ対策としてタイツを着用したくなるかもしれませんが、タイツはカジュアルすぎて不適切です。防寒性を求めてニット素材を選ぶのも同様です。
ファー（毛皮）を使ったアイテムの禁止
フォーマルな場では、動物の殺傷を想起させる可能性のあるファー素材や動物柄のアイテムは避けるべきです。ドレスだけでなくバッグやアクセサリーも含まれます。
以上の点を押さえておけば、適切なドレスコードで結婚式に出席することが可能です。
秋にぴったりなカラー
秋の季節におけるドレス選びは、自身のスタイルやイベントの雰囲気を左右します。その最も重要な要素の一つが色彩の選択です。秋にぴったりなカラーとその特徴を紹介します。
アースカラー
最初に思い浮かぶ秋らしいカラーはアースカラーです。ベージュ、ブラウン、オレンジ、オリーブグリーンなどの色は、落ち着いた色合いであり、自然の色彩を反映しています。これらの色は、秋の温かみと落ち着きを感じさせ、上品な雰囲気を表現します。
こっくりカラー
こっくりカラーは秋の定番で、深みのある茶系色彩を指します。
カーキやマスタードイエロー、ボルドーやワインレッドといった色合いは、温かみがありながらも落ち着いた雰囲気を持っています。これらの色はどの世代でも取り入れやすく、上品なコーディネートを作り出します。
ジュエルトーン
ジュエルトーンも秋におすすめの色彩です。ルビーレッド、エメラルドグリーン、サファイアブルーなどの鮮やかな色合いは、秋の装いに深みと華やかさを加えます。
これらの色は豊かな色彩が特徴の秋の季節にマッチし、エレガントな印象を与えます。
ニュートラルカラー
ブラック、ホワイト、グレーなどのニュートラルカラーは、どんな季節でも適応性がありますが、特に秋の季節にはこれらの色が活きます。
ニュートラルカラーはその他の色彩を引き立てる効果があるため、秋の様々な色との組み合わせが楽しめます。
ダスティカラー
ダスティカラーは、パステルカラーを少しくすませたような色で、秋の季節におすすめです。
ピンクやブルー、パープル、ベージュやグレーなど、少し落ち着いた色合いは、女性らしさを引き立て、肌寒い季節にぴったりです。
以上のような色合いから、自身の好みやイベントのテーマ、自身の肌色に合う色を選ぶことが大切です。秋のドレス選びは、自然の色彩を反映する絶好の機会であり、その色の選択はあなたのスタイルを一段と引き立てるでしょう。
コーデのポイント
気候の変わりやすい秋には、日中と夜間の気温差を上手に乗り切るスタイリングが求められます。シーズンらしいカラーや素材、アクセサリーの選び方など、ファッションの楽しみ方も広がります。秋の結婚式におすすめのコーディネートのポイントを5つに分けてご紹介します。
温度調整
日中と夜間の気温変化に対応できるよう、ストール、ボレロ、ジャケットなどの上着を準備しましょう。ドレスには長めの丈のコートがバランスよく合いますが、ファー素材のものはフォーマルな場では避けるべきです。
色の選択
秋らしい落ち着いた色のドレスを選び、それに合わせて明るい色の羽織物を選ぶと、全体のバランスが取れます。ボレロはベージュや黒などがオススメで、ストールやショールは巻き方や結び方によっても雰囲気が変わるので、使い分けると良いでしょう。
アクセサリー
顔まわりにパールを取り入れることで、顔色を明るく見せる効果があります。大振りのピアスや三連ネックレスなど、ボリュームのあるパールアクセサリーが特におすすめです。
シューズ
つま先が細く尖ったポインテッドトゥがロング丈ドレスとよく合います。これにより、縦のラインを強調しスタイルアップを図ることができます。
バッグ
秋らしい素材や色合いのバッグを選ぶと、一体感のあるコーディネートになります。特に、暖かみのあるマットな素材のバッグが秋の季節感を演出します。
以上のポイントを意識して秋の結婚式のコーディネートを楽しみましょう。
一つ一つの詳細が、その日の最も美しい姿を引き立てるための要素となります。自身のスタイルや個性をより一層際立たせることに繋がります。
結婚式は新郎新婦にとって人生の一大イベント。その一部となるゲストとして、自分自身を輝かせるためのドレス選びを楽しんでいただければ幸いです。何よりも、その日が特別な思い出となり、心に残る一日となることを願っています。
